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寿命200年のニーム


ニームは樹高30メートル、幹の周囲は2.5メートルにまで大きくなる常葉広葉樹。

枝が広がると、樹冠を丸く形成し、直径20メートルにも及ぶ。

インド、ミャンマーが原産と言われており、インドではニームが広く利用されている。

ニームは刈り込みにもよく耐え、ほとんど地面の位置で何度も刈り込まれても、芽生えを活発に繰り返すため、薪(まき)によく使われる。

水の少ない乾燥地でも育ち、そのため20世紀初めにイギリス人がアフリカに持ち込んで育てたといわれる。

果実は2センチの長さにまで育ち、中に一つの種子がある。

種は殻と仁で構成され、この仁が害虫の駆除によく使われる。

ニームの樹は3年から5年で実がつき始め、10年で最盛期に達し、その後は年間50キロになる実を産出する。

その寿命は200年以上といわれている。

人類はこのニームの恩恵に与(あずか)っている。

ニームを利用したアルビス・スイス寝具は、虫が寄り付きません。

押入れにタンスにゴンも殺虫剤もいりません。

by enjo1h | 2005-11-04 22:25 | ニーム
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